1.チョークアートの起源と歴史
2.チョークアートの2種類の分類
3.消えないチョークアートの画材について
4.チョークアートの第一人者モニーク・キャノンとは
5.魅力的なチョークアートの特徴
6.オイルパステルの魅力と使い方
7.チョークアートの活用法
8.まとめ
チョークアートの起源は、約200年前にイギリスのパブで始まったと言われています。また、オーストラリアのメルボルンのマーケットでは、精肉店が黒板に日々変わる価格を描いていたという説もあります。その後、ヨーロッパの黒板アートがオーストラリアに渡り、1980年代頃にカフェやレストランでも看板やメニューボードとして広まりました。
現在、チョークアートは大きく分けて2種類に分類されます。一つは学校の授業で使用するチヨーク(画面左)を使って描くもの、もう一つは特殊なオイルパステル(画面右)を使って描くものです。今回は後者のオイルパステルを使って描くチョークアートについて詳しく説明します。
看板用のチョークアートは、直ぐに消えたりせず、鮮やかで耐久性のある作品を作るために適した画材が必要となります。そこで使われているのが、オイルパステルとなります。顔料をワックスと油で練り、柔らかな描き味を出す棒状の画材です。このオイルパステルを使って描かれたアートは、耐水性があり、簡単には消えません。また黒板も、学校で見かける黒板とは全く異なる素材が使用されています。カフェやレストランなどの看板として、長期間使用することを目的として作られています。 一方、学校の黒板で使用される消せるチョークは、炭酸カルシウム(石灰)を主成分とし、粉末状の石灰を圧縮して棒状にしたものです。このチョークは、黒板に描いた後に簡単に消すことができるため、教育現場で日常的に使用されていますので、両者を区別して理解することが大切です。
冒頭でも少し触れましたが、消えないチョークアートを長く飾れる看板として確立したのは、オーストラリア人女性アーティストのモニーク・キャノンです。彼女がチョークアートで看板を描き出したのは1990年代初頭のこと、カフェの看板をオイルパステルで描くことで、一躍有名になりました。彼女の作品は、町中のカフェオーナーからの依頼が殺到するほどの人気を博しました。彼女の技術を習えるようになったのは2000年代に入ってからです。オーストラリアでは、チョークアートは看板屋の一手法として認識され存在していますが、現在では、彼女のチョークアート技術が基礎から学べる教育事業として、さらに確立されました。
このチョークアートは、発色が非常に良く、原料がそのまま練り込まれているため、遠くからでもその鮮やかさが目立ちます。また、一度描いたら消えないという特性があり、長期間楽しむことができます。
特殊なオイルパステルを使い、指でぼかしながら立体感を出す技術は、他のアートにはない魅力です。この技法によって、絵に深みとリアリティが加わり、見る人を引き込む力を持っています。指先で色を混ぜたり、ぼかしたりする感触は、まさに手でアートを生み出す喜びそのものです。
日本でも、チョークアートは趣味から仕事まで、多岐にわたって活用されています。インテリアアートとして自宅の装飾に利用したり、結婚式のwelcomeボードとして華やかな演出をしたりもできます。さらに、カフェやレストランの看板やメニューボード、ショップのポップとしても大活躍。店舗装飾に取り入れることで、お店の雰囲気を一新することができます。また、資格を取って副業や本業としてオーダーを受けたり教えたりと、収入を得ることも可能です。このように、チョークアートは、新たな夢や可能性を広げてくれる素晴らしいアートとして、現在では30代から40代の女性に人気です。アートを通じて得られる楽しさや達成感は、人生に豊かさをもたらし、新たなキャリアの道を切り開くチャンスにもなります。
チョークアートの世界は、忙しい日常から少し離れ、色鮮やかなアートに没頭することでストレスを和らげる素敵な時間を提供してくれます。自分の手で描くことで、アートの楽しさや達成感を味わい、新たな夢や可能性を見つけるきっかけになるかもしれません。
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チョークアートは、オーストラリア発祥の独特なアート形式で、その鮮やかな色彩と立体感が特徴です。あなたもこの魅力的なアートに挑戦して、趣味やお稽古、お仕事に活かして第二の人生を一緒に楽しみましょう♪